デイケアプログラム活動報告

社会復帰サポート

平成27年デイケアのつどい開催

8月8日、デイケア室にて「デイケアのつどい~人生を楽しむ~」を開催しました。
メンバーからのアイデアで今年はメンバーによる当事者発表を行うことになりました。発表をする3人のメンバーは大変緊張したようですが、ひとりひとり発表の仕方を工夫して、笑いあり、涙ありの話に皆引き込まれていたようです。少し内容を紹介します。


①Fさん「家族会議」
Fさんは独り暮らし、さまざまな人に支えられて地域生活を続けています。 日頃のFさんの人柄が知れるエピソードと共に支えられている人へのメッセージも伝えられました。 スタッフの漫才のような掛け合いに、Fさんの嬉しそうな表情が印象的でした。


②Aさん「アップロード中」
Aさんはグループホームに入所中、弟とは別に暮らしていますが良い関係を保っています。 今はいない母のことを思い出しながら、今だからこそわかる優しさやありがたみを語っていただきました。 デイケアの利用を通して健康について考えたり、悩んだりしながらも毎日を精一杯生きています。 緊張を感じさせない堂々とした話しぶりでした。


③Yさん「デイケアを利用して」
Yさんは普段は口数は少ないですが、とてもお話の好きな方です。 1人の発表は緊張・不安ということでスタッフとのインタビュー形式で進めました。 周囲から勧められたデイケアに最初は気が進まなかったこと、好きな映画鑑賞の時間をエンジョイしていること、次のステップに挑戦していることが語られました。 ご本人が不安がられていた緊張は微塵も感じられませんでした。


院内からは、病棟の患者さんや医師、看護師等の職員も見に来てくれました。来てくれた方には、メンバーが作ったマグネットやコースターをプレゼントしました。
他にも、“うたごえ喫茶”チームによる「手紙」「少年時代」の合唱、プログラムの紹介や展示を行いました。 “笑い作るレクゲーム”チームからは替え歌のプレゼントがありました。「天城越え」の替え歌で「やまい超え」です。病気からの回復という意味でのタイトルでしたが、薬を飲むことの大変さやデイケアをできれば休みたいけど、スタッフにいろいろ言われるので休めないという歌詞となり、来場者の笑いを誘いました。


最後は皆で「上を向いて歩こう」の合唱で締めくくりました。メンバーからは「みんな頑張った」「発表が良かった」等の感想があり、ご家族の方からも「感動しました」という声をたくさん頂きました。
発表者だけでなく、紹介や司会をしてくれたメンバー、当日までの準備を手伝ってくれたり、企画を一緒に考えてくれたメンバーなど、実に多くのメンバーの手によって作られたつどいでした。


皆さんの力に感謝!お疲れ様。ありがとうございました。